40
年ほど前に秋葉原でトランスやケースなどを
2
台分買い求め組み立てた後、この
MC
ステップアンプトランスはほとんど使用せずに保存していました。今ではほとんど見ることがない幻の
MCT-999
ステップアップトランスといわれています。今回、半田の一部をやり直し、音出しをして問題はありませんでした。2~3時間程音出しをしましたが、まだ通電慣らしが済んでいませんのでしばらくの間、音出しをして音が落ち着くのを待ってください。ケースなどは40年の時間が経過した変化有がります。
要注意!! 当然のことですが、テスターの直流電流で巻き線抵抗値等を測定すると磁気を帯びて微妙な
MCトランスの性能をダメにします。脱磁が必要になるので決してテスターなどでの確認は行わないでください。
当時のトランス専業メーカーとしてのタンゴトランス会社がトランス製造技術の粋を集め、多くの試作と検討を重ねて完成した
MCカートリッジ専用昇圧トランスです。後継会社の
ISOタンゴでは製造されず、現在では数の少ない貴重なトランスです。海外でも評価の高いタンゴ
MCトランスの音を楽しんでください。
大切に使用していただける方の入札を希望します。ウエスタンの有名な配線材料を使用しケーシングやり直しは効果があると思います。写真に写っているのが全てです。
この
MCT-999のケース前面右上の小さな
Tangoネームプレートは、40年ほど前に当時のタンゴトランス工場事務所に出向き、無理を言って分けてもらったものです。単品としては貴重なネームプレートと思います。
Webなどでの資料からこのトランスの規格など記載します。説明書に
MCT-999は、単にタップを出したのではなく、高度な巻線技術により、どのタップを使っても特性変化が無く良好な特性が得られるように設計されていますと書かれています。
1. 規格:参考例
周波数特性
10Hz~50KHz(+
0dB、
-1dB、
2次負荷抵抗
47k
Ω)
1次インピーダンス
2.5Ω、
10Ω、
40Ω
2次負荷抵抗
47k
Ω(
4k~
250k
Ωに適合) 昇圧比
40倍(
2.5Ω)
20倍(
10Ω)
10倍(
40Ω)
2次最大出力電圧 1
V(
20~
20k
Hz) 全高調波歪率
0.05%
20Hz 出力電圧
10mv、
0.002%
1k
Hz 出力電圧
100mv、
0.002%
20k
Hz 出力電圧
1000mv、巻き線抵抗(
20度c)
0.6Ω(
2.5Ω)端子)、
2.3Ω(
10Ω端子)
6.0Ω(
40Ω端子)
270Ω(
2次)、磁気シールド効果ー
100(
50Hz、
0.1エルステッド磁界中での
2次誘導電圧)。
2. カートリッジ使用例
・
2.5Ω端子
(5Ω~1.25Ω適合):
MC-20(オルトフォン)
MC-30(オルトフォン)
SPU-G(オルトフォン)など
・
10Ω端子
(20Ω~5Ω適合):
M-18Hp(サテン)
AT-30E/G(オーディオテクニカ)
300MC(テクニクス)
FR-1MK2(F.R)など
・
40Ω端子(
80Ω~20Ω適合)
TSD-15(EMT)
DL-103(デンオン
)
DL-305(デンオン
)
XL-88(ソニー)などです。
【商品の状態】
使用状況:長期保存
注意事項:
輸送中に破損するようなものではありませんが同じトランスがありません。もし、輸送中の破損の場合にはクロネコヤマトと交渉してください。
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