井上雅夫氏原型　　　ソフビ　　　高さ58ｃｍ　　鼻先から尻尾まで直線で約60ｃｍ　　インスト付き。　「ゴジラVSビオランテ」作中にも登場した井上氏の巨大な名作キットです。現在の視点からすると表現の古さは感じますがモノ・カタチという存在はそれだけではありません。ここには言葉を超える魅力がぎっしりと詰まっているからです。井上氏がこちらを叩き台として、これより後に、より洗練された名作ゴジラを次々に発表されて行く事を考えるとガレージキットの歴史的な価値も高い造形だとも感じます。製作は今回未組み立て、一部部品欠品状態で入手、足りなかった小さい背ビレの一部、舌を自作してあります。（殆ど気がつかないぐらいに作り込んでいます。）それから両スネの辺り間でレジンを流し込み、全体にパテを盛ってつなぎ目を消してあります。そして改造部分。先ず中央の大きな背ビレの一番上。ここはトゲが2本なので自作。設定通り3本にしました。次に一番の難点である薄い下アゴ。ここにはパテを盛って厚みを作りました。接着時には口角を作りながらキンゴジ独特の精悍さを表現しました。このキットを見比べる事は中々ないとは思いますがしっかりと違いをだしてありますのでお楽しみに。塗装では汚く見えない位に汚れた感を出しながら全体を塗装。顔は口内をピンクに近い色に、やや口からはみ出し気味にして塗装。目は設定に寄せて黄に近い白目に鋭い黒の瞳です。瞳の位置は上を向かせ過ぎてアホ面に見えないよう、正面から見ても破綻しないよう注意して塗ってあります。60ｃｍサイズの巨大さと相まっておススメ出来るひとつだと思います。気に入って頂けます方、このご機会をお見逃しなく！よろしくお願いします。